アジアの風となれ

みなさん、こんにちは!
今回で5回目の登場です。
アジア野球を伝える活動をしている豊川 遼(通称:とよっち)です。

我がベースボールオンラインアカデミー(BOA)では2月21日からアメリカでの試合を通じてプロ契約を目指す
トラベリングチーム「アジアンブリーズ」が始動します。

さらなる高みを目指して20人の選手たちが海を渡り集結しようとしています。
現在、BOAメンバーの小野 紗耶花さんが中心となり選手紹介を行っていますが

これに便乗して自身も書いてみようと思います。

香港からの刺客

チーム名のアジアンブリーズは「アジアの風」という意味があります。
日本人選手が多いチームではありますが、決して「日本人だけ」のチームではありません。

今回には香港から参加する選手がいます。
その中の1人である翁浚暐選手(通称:ケン)を紹介します。

なぜ香港の選手がアジアンブリーズに参加するのか。
BOA代表の色川 冬馬さんは以前、香港代表監督を務めていました。
これが縁となってアジアンブリーズ参加にもつながります。

翁選手のポジションは外野。
以前は投手もやっていたそうでツーシームとカーブを投げることができます。

6歳から野球を始めたそうで、そのきっかけは日本のアニメでした。
「疾風! アイアンリーガー」というアニメで1993年から1年間にわたり放送されたものです。

「このアニメはロボットが色々なスポーツをするアニメなのですが、僕はその中で野球を選んだんです」

翁選手はこのように野球を始めたきっかけを教えてくれました。
自身はアニメ好きなのですが、これは知らなかったです。

そんな彼の武器は俊足と堅実な守備!
香港では代表選手としても活躍しています。

色川監督との思い出

アジアンブリーズの創設者である色川さんはアジア3ヶ国で代表監督を歴任しました。
最初はイラン、次にパキスタンときて3ヶ国目が香港でした。

色川さんが代表監督としてアジアで教えている様子はYoutubeで見ることができます。
ちょうどイランでの様子を映像を通じてみたことがありますが。

「I’m serious!」(俺は真剣なんだ!)

映像内では語尾を強めて選手に想いを伝えている様子が印象的です。

翁選手によれば香港代表監督時代の色川さんは

「グラウンド内のトーマ監督はとても厳しくて真剣な方でした。

でもこの姿勢が自分たちに練習や試合中においての気持ちの持ち方、

メンタリティーを高める手助けしてくれたのです。

逆にグラウンドの外では気さくでフレンドリーな方でしたね」

だったそうです。
ONとOFFを使い分け、選手の成長を見守る色川監督。

当時、香港は中国で大きな大会に出場しました。
それが中国のオリンピックと言われる「全国運動会」です。

翁選手は香港代表選手として参加し、チームは7位となりました。
本人は色川監督との最高の思い出を次のように話してくれました。

「中国の大会で私は人生初ホームランを打ちました。

これは朝練でトーマ監督がスイングの指導をしてくれたおかげです」

野球選手にとってホームランを打つことは1つの夢だと思います。
彼は色川監督と二人三脚で練習を積み重ね、最高の瞬間を迎えたのです。

これが自信となり、次なる挑戦へのきっかけとなったことでしょう!

さらなる高みを目指したい

香港代表選手としてこれまで数々の試合を経験してきた翁選手。
次はアジアンブリーズの一員としてアメリカでプレーします。

慣れない環境に戸惑うと思いますが、翁選手は今回の参加について
力強い決意がありました。

「高いレベルで野球ができるチャンスだから参加を決めました。

私は常に高いレベルでのプレーを目指していますし、自分の限界が

どこなのかを知りたいからです」

確かにアジアンブリーズに参加することは大きなチャンス!
MLBのマイナーチームや独立リーグ、メキシカンリーグのチームと
対戦する機会があるのです。

これは日本だけではなく。香港でも経験することは難しいでしょう。
他の選手同様に迷いはなかったと思います。

今回、翁選手は文字通り「香港代表」として参加します。
一体、彼にとって「野球」とは….

「私にとって野球は人生での長いチャレンジです。

香港ではプロリーグがないので自然と代表選手になります。

今は厳しい環境でプレーしていますが

これからも全力を尽くします」

翁選手は香港の誇りを胸に野球大国のアメリカで

「旋風」を起こします!

まさしくこれが「アジアンブリーズ」

これからの1ヶ月間の戦い、
彼の打棒に注目しましょう!

アジア野球ライター
豊川 遼(とよっち)